カルバマゼピンと40代のザジテン服用

てんかんとはけいれんや意識消失を伴う発作のことで、これは脳神経の過剰な興奮によって引き起こされます。先天的な原因も考えられますが、それ以外にも脳挫傷や脳出血など後天的な要因によってもてんかんが発症することがあります。てんかん患者の場合ザジテンという薬は服用できません。ザジテンは抗ヒスタミン剤といって、ヒスタミンという物質の受容体であるヒスタミン受容体をブロックする薬です。ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こすケミカルメディエーターであるため、このザジテンはアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に対する治療薬として使われています。一方で、ザジテンは抗ヒスタミン剤の中でも極めて脳内のヒスタミン受容体に作用しやすい薬です。脳内でヒスタミン受容体の刺激によって脳神経の興奮は抑制されます。しかしザジテンによって脳内のヒスタミン受容体がブロックされてしまうと脳神経の興奮のストッパーが無くなってしまい、てんかん発作が起こりやすい状態となってしまうのです。ちなみに大人の場合はヒスタミン以外にGABAという物質が脳神経の興奮を抑制する機構が発達しているため、ザジテンを服用してもてんかん発作は起こりにくいですが、小児の場合はGABAの働きが未熟であるためザジテンによる服用でてんかん発作が起こりやすいです。例えば40代の方がこの薬を服用してもGABAの働きによっててんかん発作は子供と比較して起こりにくいですが、それでもてんかん発作の発生リスクは高まるので飲むべきではありません。その場合他の抗ヒスタミン剤に切り替えるべきです。
しかしもしてんかん患者がザジテンを飲んでてんかん発作が起こってもカルバマゼピンなどてんかん発作に有効な薬を服用して対処しましょう。カルバマゼピンは脳神経の興奮を抑制する働きのある薬でてんかん発作に有効です。