カルバマゼピン服用時に立ちくらみが起こることもある

カルバマゼピンとは脳のNaチャネル阻害薬として知られています。
興奮シグナルを運ぶNaチャネルの働きを阻害する作用があるため、気分を落ち着かせる安定薬として用いられることの多い物質です。
主に抗てんかん薬として投薬されることが多い薬品ですが、ほかにも躁うつ病の躁状態の幻覚や妄想を抑えたり、脳の痛みのシグナルを阻害することもできることから、脳の神経に起因する三叉神経痛の痛みの治療に用いられたりもします。

カルバマゼピンを服用する際、初回は最小限量からはじめ、経過を見ながら徐々に量を増やしていく、治療薬物モニタリングという方法がとられます。
これはカルバマゼピンがハイリスク薬品に該当するからにほかなりません。
ハイリスク薬品とは副作用を発症したり、適切でない服用をした際のリスクが高い薬品のことです。
カルバマゼピンは服用量の目安はあるものの、個人差が非常に大きい薬品です。
発作もしくはその症状を抑えながら、なるべく副作用が出ないようにするためにとられる措置です。
副作用として多い症状は立ちくらみ、めまい、嘔吐、倦怠感などが挙げられます。
この副作用は薬品の血中濃度の上昇に伴うもので、初めて服用したあとしばらくは高い状態が続きますが、3週間も経てば落ち着いてくるものです。
あまりに立ちくらみなどの症状が強い場合は適正量より多い可能性も考えられるため、主治医に相談をしてください。
尚、カルバマゼピン服用の際には、常日頃から主治医と些細なことでも相談をし、意思の疎通を図ることをおすすめします。
前述したように、この薬品は適正量に個人差がみられるものです。
事細かに服用後の状態を主治医に報告することで、抑えるべき症状が抑えられ、副作用で嫌な思いをすることなく、快適な日常を送ることができるようになるのです。